「ジュジュジュ…」という音と、肉の焦げる臭い。ときおり引っ張られる感覚。
術部は全く痛くないんだけど、お腹の中が痛い。生理痛のピンポイントな感じというか…
先生が「痛くないですか?」と聞いてくださった。「お尻は痛くないんですけど、お腹の奥が痛いです」と言うと、看護師さん含め全員が「あー」と声を揃えた。
どうやらよくあることなんだな。
「引っ張ってますからねぇ。すぐ治りますよ」
と言ってくれたが、手術中、特にシュージューと焼いている間、お腹の奥が結構痛かった。
30分後くらいに「もうすぐ終わりますよー」と先生の声。
やっと終わるー!!!!
「はい、終わりました」
看護師さんが血圧計なんかを外したり、ナプキンをあててズボンを上げてくれたりする。
先生は「はい、3つ取りましたからね」と梅干しを潰したようなやつを3つ見せてくれる。
さようなら、わたしの分身。
横にストレッチャーがやってきて、「ゴロンとこちらに来てください」と声をかけられる。
ごろん。。。
足が動かないー…感覚がないー:(;゙゚'ω゚'):
気持ち悪い。
そのまま病室に戻り、今度は看護師さんがベッドに乗せてくれる。
左足はまぁまぁ動く気がするけど、右足はダメ。特に指先とかは全然動かせない。
動かせないとなると動かしたくなるのが人情。
イライラしてきたので別のことを考えるようにしよう。
点滴を一本打ってもらうが、看護師さん、なかなか血管ジャストミートできない。ぐりぐりされたうえ、「大丈夫…かな?」って感じで去っていく。力尽きた私は、身じろぎもせず、スマホもさわらす放心状態。
20分後、別の看護師さんがきて、「うわっ、腫れてる…」
差し直してくれたあとで、「今度は腕を動かさないでくださいねー」
「今度は」って、前回も動かしてないのにな…